大学院選びの基準 イギリス
イギリスへの大学院留学であれば、少し遅れた出願ラッシュ真っ只中か、早期に準備されている方でしたら既に出願を終え、後は結果を待つのみ、流れに身を任せるのみといったところでしょうか。
私は2014年秋、ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS, University of London)で
社会人類学部/開発の社会人類学コース(Social Anthropology of Development)に応募したのですが、
応募が開始したのは10月の中旬でした。
エージェントからは、9月オープンの学校もあると聞いていたため、9月になった瞬間、大学のHPのアドミッションサイトの前に張り付いて
神経をとがらせながら数時間ごとに更新ボタンを押していました。
(実際は10月後半だったような。毎年違うそうで、直前になって公表されることが多い)
なぜかって?
なんてたってイギリスはローリングアドミッション制度、
Fisrt Come First Servedな仕組みのため、受験に関しても早い者勝ちな側面があったりしちゃうのです。
どんなに優秀で、せっかく立派に履歴書を書いたり、偉い先生や実力者に推薦書を頂いても枠がないものは
ないんです!(°Д°))))))
周りやSI-UKのエージェントの方から聞いた話になりますが、
12月以降の出願になると、合格率がぐっと下がってしまうそうです。
もちろん気持ち的な余裕も時間が立てばたつほど、なくなっていくでしょう。
今この瞬間、来年の大学院留学に向けて出願しようかしまいかまだ悩まれている方
お気持ちはよーくわかります。
日本の大学院でも同じことが学べるのではないか?
就職してから留学に行っても遅くはないのではないか?
はたまた勉強ではなく、ビジネス経験が身につくインターンをした方がキャリアに直結するのではないか?
もしくは自分がやりたいことに合った留学先/大学院選びの基準が分からない…
等、この時期は様々な選択肢の狭間で気持ちが揺れ動いている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そして気持ちの問題だけではありません。
金銭、年齢、現在の勉強/卒論/仕事との兼ね合い、IELTSが間に合うか・・・
さらに、認めたくはないけれど、今の自分の能力で海外の大学/大学院に受かるのか?受かっても現地でサバイバルできるのか・・・?
しかし、どの国にするよりも、どの学校にするよりも、何よりもまだ悩んでいらっしゃる理由は
「留学という選択が、自分が将来本当にやりたいことと【最短距離】で繋がっているか分からない」から
なのではないでしょうか?
よく言われているように、私たちの人生は、今の【決断の連続】です。
そして夢は【行動の連続】です。
一方で、決断を下すためには【判断材料】が必要です。
以前参加した留学経験者向け就活説明会で配られた特集の中に、
こんな教訓が書かれていました。
今でも私のお気に入りの言葉です。
<悩む資格がある人と悩む資格がない人>
分岐点の50メートル手前で立ち止まる人はどちらに行こうか悩む資格がない。
分岐点ぎりぎりまで歩いていく行動をして、初めて悩む資格があるのだ。
万人が認める真理、成果を出すためには努力と行動が不可欠である。
でも、我々はなぜ往々にしてそれができないのでしょうか?
私の場合、(朝が弱いとかもありますが・・・)
悩んでいるだけで行動に移せない場合は
「努力が無駄になってしまうかもしれない」、
と、自分で自分に対する成果を出すことへの自信のなさや不安を感じてしまっている時です。
がんばってみたいけど、躊躇してしまう。
これは現代社会の波に揉まれ、自分を見失った経験を持つ者なら誰しもきっと一度は吐いたことがあるセリフではないでしょうか:
「やってみたいけど、そこまでしてリスクは取れない/踏み込めない」
換言すれば、自分の選択に責任を持つ覚悟ができていない時でもあります。
大学留学にしろ大学院留学にしろ、海外インターンにしろ、日本を飛び出すという決断を下すのに様々なことを犠牲にしなければなりません。
大学生であれば、同期より就活に1~2年遅れることのリスク、
既に社会人の方であれば現在のキャリア・地位、
結婚されている方であればもしかしたらパートナーや子供との時間、ひいては家庭を犠牲にしなければならないかもしれませんね。
でもそれが結局のところ、人生をより良い方に変えられず、常にもやもやした気持ちで過ごしたり、結果的に後悔することになったら?
悲しすぎますよね(ガーーーーーーーン)
停滞どころが逆戻りです。崩壊です。「俺/私の人生を返せ」です。
一方で、もしあなたが今しようとしている選択が理想の人生に直結していると保証されていたら?
後はそのゴールに向かって一直線に走るだけで良いなら?
人生だいぶ楽ですよね??
問題は、今しようとしている選択が自分の人生においてもっとも実現したいことや理想の人生と繋がっているという確信が持てるようになるかどうか・・・
そ・の・た・め・に!
当たり前のように聞こえますが
自分が本当にほんとーにほしいものを理解すること!
そしてその優先順位を整理すること!!
が必要になってきます。
詰まるところ、自分の中に散らばっている「判断材料」の断片を、
「心の声」というフィルターにかけてみてあげる、といった具合でしょうか。
(もちろん留学に限りません)
でも、普段なかなか1人でそんなこと考えても、答えは出ないですよね。
私自身、夢というか未知の野望に向かって多くの課題を克服する途上ではありますが、
最近留学しようか悩んでいる方々の声を聞いていると、
留学に向けた準備だけでなく、そもそも留学に踏み切るべきなのかどうかについても、何かしらのお役に立てるのではないかと感じています。
現在コーチングを学んでいることもあり、この留学コミュニティにおいても
悩める方々のパートナーになり、一人でも多くの人が納得の留学生活、理想の人生を歩めるお手伝いをしたいと考えております。
ということで、一緒に「本当にやりたいこと」、「やるべき」ことを考えてみませんか??
(留学に限らず!!!)
■こんな方におすすめです
◇自分の本当に欲しい結果、目標を明確にしたい
◇その目標を絶対に達成すると決断したい
◇ただし、何から手をつけたらいいのかNo idea
■特にこんなあるある症候群の方!大歓迎です
◇何かやろうと決めてもいつも企画倒れ
◇目標の達成の妨げとなる言い訳をいつも探してしまう
◇本当はやりたいことがあるのに、まわりの反対や自信のなさから前に動けない
◇今の進路が正しいか分からない
◇夢を実現したいが、色々なものに手を出しすぎてキャパオーバーの結果迷走している
※コーチングを通じて、恋愛や人間関係など、人生のあらゆる領域で波及効果を感じていただくこともできます。
また、特別お試しセッションに参加された場合、おまけとしてこのブログでずっと書いてきたIELTSで得点を上げるために必要なちょっとしたコツについて
質問があるようでしたらお答えできる範囲で対応したいと思います。
※メインはあくまでも理想の人生に直結する目標設定と目標達成のためのワークです。
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特別体験コーチングセッション(1対1)ご希望の方、
sisy7260@yahoo.co.jp まで、以下の情報と共にメールください。
タイトル:特別体験セッション申し込み/〇〇(お名前)
- お名前(ふりがな)
- ご希望日時(上位3つまで)
- お電話番号(電話で連絡してほしい場合はその旨お伝えください)
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■特別体験セッションの日程一覧(所要時間3時間) 場所:渋谷 Skype可
・1月27日(土)
・1月28日(日)
・2月3日(土)
・2月4日(日)
時間は応相談です。
お気軽にご連絡ください(^_^)
今回の締め切りは1月24日です。
気になる方は早目のご連絡をいただけると助かります。
※Skypeでも受け付けますので、よかったらご相談ください^^
※現在留学中の方でも、Skypeでセッションを受けて頂くことが可能です。ご相談ください。
お申込みを確認後、事前アンケートを送付させていただきます。
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「いつかできたらいいな」は決断しない限り、永遠に来ません。
あなたも人生の中で「決断が遅れた」ことによって何か失ってしまった経験はありませんか?
まずは留学、国、学校選びを切り口に、(そうでなくても、)人生をかけて成し遂げたいことを一緒に考えてみましょう!
ちゃんと自分にとって意味ある目標を定めることで、努力することがとても楽になります。回り道をかなり減らすことにもなりますよ😉
Enjoy Your Life!
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”私”のプロファイル
9歳の時に北京から来日し、在住年数約17年。大学では国際政治/国際開発を専攻し、文化や伝統の尊重と開発の両立性を学びにイギリスのロンドン大学東洋アフリカ(SOAS,University of Japan)にて開発社会人類学の修士号を取得。その後約1年間、運よくパリにて元シラク大統領特別顧問が運営する会社でとある国際保健機関の支援を経験する。現在、都内某コンサルティングファームで働きながら目標達成のためのコーチングを実践中。
32歳から世界を練り歩き始め予定、50-60代で100万人の人生をポジティブに変えたい。
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★おまけ情報
イギリス大学院出願に必要な書類は4つのみ。(たまに5つ)
1.志望理由書(Personal Statement)
2.推薦書2枚(Reference)
3.IELTSのスコア
4.日本の大学の成績(Transcript)
(5.履歴書(CV)を求める学校もあり)
問題は志望理由書!
これが書けなければ推薦書も頼みづらいはず。
構成は調べればいろいろ出てくると思いますが、
多くの学校は長さの決まりがなく、去年必死に字数制限を探すもだいたい明記されておらず・・・
ちなみに例外は例えばLSE。おととしと去年の指示は1500字(3枚ほど)でした。
あと私が応募した経験の中から言うと、University of Kentは200字でOKwww
標準は留学エージェントやイギリス大学の派遣員によると1~1.5ページ(600~800ページ)。
だいたいの構成
1.導入
2.学びたいこと、やりたいこと
3.今の関心を持ち始めたきっかけなど
3.大学でしてきたこと
4.学校以外での経験(ボランティアやバイト、仕事など)
5.なぜこの学校、このコースなのか (3と4をどう生かすのか)
ここで応募しようとしているコースの先生とその著書の名前を出すとGoodだとか
学校のHPからそれぞれのコースの構成と教えている教授が見られたりするので、そこでチェックして、興味がもてる短編のエッセーを読んでみましょう。
6.再押し
もうお分かりのとおり、やりたいことがまず決まらなければ学校もコースも、書くべきことも選べません。
なので、自分とじっくり向き合う時間を数週間自分に与えましょう。
机の前で、布団の中で、考え続けましょう。
そして他人のサポートを頼りましょう。
あなたよりもあなたを知る人、客観的な意見を伝えてくれる人などなど
(大学院に行くと決めたぐらいなので、きっとアカデミックな勉強は嫌いではないと仮定します。)
大学で(または生きてきて)一番心に引っ掛かったことは何だろう
これは解決しなければならないと強く思った社会問題は何だろう
奥深くてもっともっと知りたいと常に思うのはどんなことだろう
etc...
自分と向き合った結果、私は開発の社会人類学という道を選びました。
親&みんな
「卒業生はどんな仕事してるの?」
「この専門って将来どういう仕事ができるの?」
➡︎分からないから自分で作ります。
強がりました。でも後悔はしてないですᕦ(ò_óˇ)ᕤ
ちなみに、学校選びに関しては、留学エージェントが開催しているフェアなどに参加して、イギリス大学から派遣されたアドミニストレーターたちと会話を交わす機会も学校の雰囲気をつかむのにだいぶ役立ちました。
会話が異常にはずむ、そんな派遣官を見つけたらその学校をマークしてみたりしましょう。
IELTSの結果はなるべく早く出すのが理想なのは言うまでもありません。
でもオーバーオール5.5でも、開学前の補修クラスに4~8週間参加することを条件にConditional Offerをもらえるそうです。
ただ、その場合はイギリスの滞在期間が長くなるので、VISAがめんどうなことになります。
補修クラスに入ってる期間はまだ正式に入学しているとはみなされないので、日本を離れるときにTourist VISAか似たような短期のVISAを申請し、イギリス現地で9月の入学前に学生ビザ(Tier4)に切り替えなければなりません。
費用は
驚愕の8万円
(´Д´)°*。+クソー
IELTSの攻略法を以前の記事で少し紹介しているのでよかったらご参照ください。
studyabroadinuk.hatenablog.com
studyabroadinuk.hatenablog.com
出願オープンは10月からのところが多い印象を受けましたが、9月の初旬には1~4(5)の提出書類を完璧にそろえ、オープンのタイミングと共に出願しておけば合格は間違いありません。
ちゃんと書けば間違いありません。
これが11月の下旬になると合格率がどんどん下がっていきます。
(こちらをご参照)
studyabroadinuk.hatenablog.com
大学院入学後の先生たちとの対面式で、先生たちは私たちの不安をくみ取り、
「私たちがここにいるすべての生徒のパーソナルステートメントを見て、合格を出したのだから、絶対大丈夫。あなたたちは私たちに選ばれたのだから絶対にこのコースで生き残れる力を持っている。」
と暖かく勇気づけてくれました。
志望理由書はすべての第一歩。
あなたの将来のための、でも「今」を原点にした選択。
きっと大丈夫。