留学後の進路 留学するべきしないべき? (おまけ:インド会社とSkype面接 ならぬ 電話面接をした話)
「この後の予定は?」
留学後半から日本帰国後、最も繊細だがみんなおかまいなく突っ込んでくる質問。
就活中は自分だけ内定もらって友人がまだ決まっていない場合、だいたいみんな気を使って何も触れないのに、この気の遣い方や暗黙のオフレコの原則は留学経験者には当てはまらない。
個人情報をブログで晒すのはやめた方がいいと思うので、個人的な夢はここでは語りませんが、簡単に言うと大学院留学後の進路は何も保証されていません。
留学する前は、一人暮らししたことなかったし、料理も1年に2回ぐらいすれば良い方だったし、フルイングリッシュの環境にいたこともなかったし、世界中から集まった若者と討論を交わすこともあんまりなかった。
なので、イギリスに留学すれば、1年後、全く新しいスーパーデキ女な自分に勝手に変身しているだろうと妄想していた。
もし画面の前で同じように留学に対して幻想を抱いている方がいたら要注意です。∈(・∀・)
周りが自分を変えてくれるのを期待するのはやめましょう。
あなたが変わらなければ、何も変わりません。
泣ける。
留学末期に差し掛かって、ようやくこの事実を認める勇気ができました。
留学中は、自分の言語だったらこんなにアイディア持っててこんなにグループディスカッションにも貢献できるのに・・・
と思って「英語」が世界共通語という事実事態が嫌になったり、
植民地主義の結果、今もこうして人々は高い学費にもかかわらずイギリスに学問と英語力の向上を求めにこの国にお金を貢ぎにくる・・・とポストコロニアリズムに傾倒したり・・・
などなど、色々と卑屈になります。
周りで、一年の留学を経て英語ぺらぺらになって帰ってきた人を知っていると、尚更なんで自分はこんなに上達が遅いんだろうと(ノд-。)クスンとなったりします。
そんなこんなである時オーストラリアから来ている大学一年生(18)のクラスメート(語学クラスを取っていたので学部生も大学院生もミックス)に、語学に関する悩みを打ち明けると、
「自分では変化に気づきにくいものだけど、1年間が終わって振り返ってみたら必ず成長した自分に出会えるわ」
的な大人な回答をいただきました。
18歳の子がこんなしっかりした考え持ってて、5~6個上のできそこないを励ましてる・・・
確かに励まされたけど、尚更自分と他人を比べてしまって卑屈のサイクルに・・・wwwwww
と、そんなこんなで、限られた時間しかない留学生活をいかに有益で輝かしいものにするかは結局のところ、あなた次第!
だから一度も英語圏にいったことがなくても英語ぺらぺらの人はいるし、
ちゃんとした教育を受けたことがなくても立派に、むしろ周り以上に仕事できてる人がいる。
それを踏まえた上で、なんで留学を選んだのか、挫けそうになったときだけでなく毎日思い出してほしい。
今朝、Facebookでジョージアから来た子(超美人)がこのような投稿をしていました。
"What did you do today to bring yourself one step closer to your goal?"
One of my favourite questions I ask myself every night before I fall asleep. Small step or big step - does not really matter... its all about moving forward and making progress in your own pace.
彼女とは起業サークルのイベントで同じ班になり、一日を共に過ごしただけですが、
国の話になった時、ジョージアとロシア間の2週間戦争を話してくれました。
空爆の戦闘機が近づいてくると、家族全員で屋上に上って、それが通り過ぎていくのを眺めるんだとか。
当然、「え、危なくないの?!」という反応をしたのですが、
彼女曰く、いざあの状況にいると、すべてが気にならなくなるんだそう。
イギリスに大学院留学をして一番良かった点は、世界中から来た人々と、その国の事情をリアルに聞けたこと。
一人一人の経験をその国の全体像と安直につなげることはできないし、ニュースの裏側!的な感じでもないけど、本当に興味深い。
難民の2世のソマリア人やインドの砂漠地帯で先生をしていて色んな惨状を見たり自ら体験したりしたスペイン人、EU政策を痛烈に批判するギリシャ人の友達、宗教が原因で婚約者と別れさせられて今でも恋バナをすると涙目になってしまうインド人の友達など、
ロンドンでは世界と出会えるのです。
でも、英語力の向上、学問の習得、Employability etc...
これらは自分が積極的に努力しない限り、1年の留学で修士号を手に入れたからと言って身につくことではありません。
そして原体験が強い人は、やはりどんなに大変でも、途中で目的を見失ったりはしない。
開発学で有名なイギリス;これからイギリスで国際開発や援助について学びたい人には特に言いたい。
どんなに英語でもどかしい思いをしても、どんなにエッセーで部屋から一歩も出られないくらい脳みそが爆発しそうになっても、その先の目標を常に明確に思い浮かべてください。
そして個人的に、一番大事な質問は、自分が他人に与えられるものはなんなのかーだと思う。
現時点で何もなく、留学にそれを求めるのでは答えが見つからないだろう。
大学院留学は、例えば
高校入試で将来の夢を聞かれ、「まだ決まっていないので、高校での経験を通して考えていく予定です。」
と同じようなロジックで考えてするべきような生易しいものではない。
朝が辛くて起きられず二度寝の念に駆られるとき、ネイティブスピーカーを前に委縮してしまいそうな時はよく
「20年後に40歳になった自分が現在に戻ってきたとして、何を後悔し何をもう一度やり直したいだろうか。」と考えるようにしている。
そうするとFacebookをチェックする回数を減らせたり、エッセーを前にprocrastinatingしていたのに突如シャキっとできたりします。
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個人的な話になりますが、私の場合6月末の修論を書き始めたあたりと同時にパリで英語でできるインターンを始めました。
ロンドンは寮費などが高くてばかにならないのと、(遠距離恋愛に終止符を打つためです。)
宣伝になりますが、インターンで関わっているユニットエイドという国際保健機関、「エイズ・結核・マラリアという感染症で苦しむ途上国の人々のため、それらの国々の現状では手に入れることが困難な高品質の医薬品・診断技術の価格を下げて、広く供給が行き届くようにすること」を目的として活動しています。
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インターンも終盤に近付き、そろそろ職探しが本格化してきました。
海外は日本にみたいに、一斉に始まる就活時期というのがないらしく、就活フェアに参加したり、自分でそういったサイトに登録したり、あとは直接履歴書やカバーレターを会社に送るなどといった方法があります。
私はインドで働いてみたいと思っているので、インド人の友達に紹介してもらった複数のサイトに登録して、先日電話面接をしました。
というのも、Skypeのつながりが悪くて開始後30秒で電話に切り替えることを決定され・・・
何を言っているのか分からなく、4,5回聞き返したりしてもう終わったーって思ってたら今日第二ラウンドの面接に関するメールが来て、45分後にまた電話面接をしてまいります。
ところでインド英語、イギリス人にとっては別に聞き取りづらくないらしいです。(あくまでも私の友人談です。)
よく日本で「○○アクセントまじわかんねー」というのを聞いたりしますが、そういうのは自分の英語力が足りないだけなんだと改めて痛感。
言い訳に費やすエネルギーをセーブして、今日もがんばりましょう!